
株式会社日立製作所(以下、日立)は、本日Delphix用HiRDBコネクタである「HiRDB Connector for Delphix 」を発表しました。このソフトウェアは、ミッションクリティカルなシステムのデータ管理の要として社会インフラを支える日立のノンストップデータベース「HiRDB」と、マルチクラウドデータ管理自動化とコンプライアンスソリューションのリーディングプロバイダーとして知られるDelphix by Perforce(以下、Delphix)のテストデータ管理プラットフォームを連携し、開発者が機密性の高い本番データからテストデータを迅速かつ安全に生成することを可能にします。
高品質なアプリケーションを短期間でリリースするニーズが高まる中、本番データと同等のテストデータの活用は不可欠です。しかし、本番データの機密性を確保するための加工には時間と労力を要します。「HiRDB Connector for Delphix」は、Delphixの高度なマスキング自動化とデータベース仮想化などの機能を使用してこのプロセスを自動化し、さらにストレージの消費を最小限に抑えます。
開発の迅速化とコスト低減
「HiRDB Connector for Delphix」は、テストデータの複製、初期化、巻き戻しが自由に行えるなど、開発者にとって大きなメリットがあります。これにより、テスト用データベースに必要なストレージ容量とライセンスコストを抑え、開発環境のコストを低減します。
日立製作所マネージド&プラットフォームサービス事業部DB部の横山隆幸部長は次のように語っています。「日立のHiRDBは、金融・公共・交通・通信などの基幹システムで利用されています。これらの企業では、社会環境や顧客ニーズの予測不可能な変化にいち早く対応するため、基幹システムのデータを活用したアプリケーションを短期間でリリースすることが課題となっています。今回提供する「HiRDB Connector for Delphix」がお客さまのアプリケーション開発の迅速化とコストの低減に貢献すると確信しています。」
今後の展開
今後、日立は、特に金融業界向けにデータマスキングのサービスを計画しています。また、日立は、各種データベースを活用したシステム開発や移行などのノウハウを生かし、システムのアジリティと信頼性を両立するモダナイズを支援し、企業の競争力強化に貢献していきます。
HiRDBについて
HiRDBは、金融、公共、交通、通信などの基幹システムのデータ管理の要として社会インフラを支えています。メインフレームで培った信頼性の高い技術とノウハウを継承し、オープンシステム上で進化してきた純国産のリレーショナルデータベースです。今年で30周年を迎え、最新バージョンHiRDB Version 10ではクラウドへの移行が強化されました。また、HiRDBは他社製品との連携を推進し、開発・保守コストの低減とデータ活用の促進を図っています。
「HiRDB Connector for Delphix」の詳細については、日立のウェブサイトをご覧ください。
https://www.hitachi.co.jp/hirdb/
日立製作所について
日立は、米国Delphix が提供するテストデータ管理プラットフォームの販売代理店として、同ソリューションの提供を開始しました。日立は、本製品のデータ仮想化環境の設計、構築からデータマスキングのコンサルティング、および稼働後の保守までの一連の作業をサポートします。詳しくは下記をご覧ください。
https://www.hitachi.co.jp/products/it/finance/topics/20241016-topics.html
Delphix by Perforceについて
BNPパリバ、チョイスホテルズインターナショナル、ワールドペイなどの有名企業は、リスクを軽減しコストを削減しながらイノベーションを加速するためにDelphixを利用しています。2024年、DelphixはPerforce Softwareに買収されました。詳細についてはwww.delphix.com をご覧ください。
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